フリーランスとして働くメリットデメリット
IT系の転職を考えるタイミングで、フリーランスという選択肢に関心を持つようになることが少なくありません。正社員を希望するならば、転職サイトですぐに仕事を見つけられるかもしれませんが、転職で通用するスキルがあるなら、フリーランスを検討してみる価値があります。ここでは、フリーランスのメリットとデメリットについてご紹介します。独立するのであれば当然覚悟していたはずのデメリットも、見込みの段階では甘く考えてしまうこともあるため、メリットと合わせてよく比較することが大切です。
フリーランスのメリットとは
フリーランスのメリットは自由があることです。どんな仕事をどのぐらいやるのかは、すべて自分で決めることができます。極端にいえば、週に1日だけ働きたいと自分が思うなら、そのとおりにできるということです。会社に縛られるような感覚もなく、上司や部下もいない気楽さがあり、職場の人間関係において感じるようなストレスはありません。ただし、時間やお金、健康など、セルフマネジメントをしっかりと行うことが前提です。ITの仕事はチームとして動くことが多く、人と関わることもたくさんありますが、フリーランスなら気の合う人とだけ仕事をすることも可能です。評価してくれる上司や同僚はいなくても、良い仕事を積み重ねていけばクライアントが評価してくれます。仕事量が増えればそれだけ収入が増えるので、仕事に対するモチベーションも自然とアップすることが多いものです。
1人で仕事をするということは、すべてにおける判断や決断、行動に対する責任を持つということで、苦しいと感じる時もあります。しかし、その苦労こそがフリーランスとしても人としても成長できる機会になります。
フリーランスのデメリット
フリーランスのデメリットとしてまず思いつくのが収入の不安定さです。働けばお金になり、働かなければ一切お金にならないというシンプルな仕組みで、固定給もなければ手当も有給も何もないのがフリーランスです。ボーナスや退職金がないのも会社員を経験している人にとっては大きな痛手です。フリーランスの健康保険と年金は、当然ながらすべて自己負担です。雇用されている人が加入する労災保健や雇用保険もありません。フリーランスのデメリットを並べてみると、お金に関することが多いことに気づくでしょう。これらの問題は会社員より多く稼げれば解決する問題ですが、経費や税金面のこともあるため、会社員以上に多く稼がないと独立のメリットを感じられないでしょう。
また世間的には、業績に関係なくフリーランスというだけで不安定な印象を持たれてしまうこともあります。年齢が若いうちはあまり気にならない社会的信用度の低さによるデメリットは、住宅ローン契約や不動産賃貸契約の機会に痛感するかもしれません。
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