正社員の向き不向きで見る適正
IT系の仕事をする上で正社員として働くべきか迷っているなら、適正を見極めてから判断しましょう。どの働き方でも向き不向きがあり、正社員に向いている人とフリーランスに向いている人で別れます。一度働き方を決めると、合わなかったからといってすぐに転向するわけにもいきません。正社員は何より社会的信用度が大きく、安定を手に入れられる働き方です。その一方で、会社の決まりごとや辞令などには従う必要があります。なんとなくという流れで決めるよりも、正社員とフリーランスそれぞれの特徴や向き不向きをよく考えてから判断することが大切です。
正社員に向いている人
正社員のメリットは何といっても安定度の高さです。正社員は会社の直接雇用であり、会社としても守るべき立場にあります。福利厚生や社会保険などが充実しているのもそのためです。また、社会保険の場合は社会的信用度が上がり、ローンの審査も通りやすいといいます。車や家をはじめ高額な買い物でローンを組みたいときには、正社員で勤続年数がある程度経過していると審査に通る確率が上がります。このように、正社員は安定性があり社会的信用度も高いことがメリットです。仕事をする上でこのような点を譲れない人には、正社員の働き方が向いています。
また、正社員は会社の直接雇用である以上、会社の規則や指示には従わなければいけません。多少賛同できない仕事のやり方や効率的じゃないと感じる会議などがあっても、ある程度は仕方ないと割り切る必要があるでしょう。自由度の高いフリーランスと比べると制約が多く感じるかもしれませんが、安定志向や保守的な考えを持つ人は正社員に向いています。
正社員に向いていない人
安定志向の人は正社員に向いていますが、制約が多いのも正社員の特徴です。会社に属していると、基本的に会社のルールに沿って仕事をする必要があります。そこで、企業のルールに従うよりも自分の裁量で仕事を進めたいという気持ちが強い人は、正社員に向いていないといえます。自分で裁量を持って納得のいく仕事を突き詰めたい人は、正社員よりもフリーランスの方が適しているでしょう。
他に、決まった時間に行動することにストレスを感じる人も、正社員には向いていません。会社には定時というものがあり、出勤時間・休憩時間・退勤時間が決まっています。休日も決められていて、公休日以外に休むときは有給休暇をあてられますがその日数にも限りがあります。仕事が立て込んでいるときでも、会議の時間になれば一旦仕事を中断して会議に出席しなければいけません。このように、さまざまな決まりのなかで仕事をすることがストレスになる人は、正社員に不向きです。
働き方に迷ったら適正を見極める
正社員になりたいけどフリーランスの働き方も捨てがたく、どちらにするべきか迷ったら、向き不向きの特徴から適正を考えてみるといいでしょう。安定性でいうと正社員の方に軍配が上がり、自由度でいうとフリーランスに軍配が上がります。それぞれにまったく違った特徴があるため、向き不向きも含めてじっくり比較することが大切です。十分に検討しないうちに働き方を決めるのは、後悔の要因になります。ここで紹介した内容を踏まえ、自分の適正を見極めましょう。
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